ヤナギ科 シダレヤナギ 枝垂柳
樹の性質・種類
高さ7~8メートルの主幹が直立し、新緑の頃、若枝がいく筋も垂れ下がる特異な樹形を示す。
ヤナギの種類は数多くあるが、一般的にヤナギといえば、このシダレヤナギを指している。
個体差が大きく、枝があまり垂れないものもあるので、苗木を選ぶときは、できるだけ枝垂れの長い木を探すと良い。
樹形
特徴のある樹形を生かした枝たれ形仕立てにする。
植える時期
落葉期の11月~4月が適期。
植える場所
日当たりの良い肥沃な地で、湿潤地が最適だが、樹勢が強いので、大抵の土質で育つ。
剪定の時期
落葉期の2月と台風前の8月。
整枝・剪定方法
冬季に剪定して下枝を落とし、芯を止めて樹形を作り、夏季剪定では、混みすぎた枝を整理し、台風に備える。
垂れ枝を10本前後残し、他の枝は全部間引きするとよい。定植の場所に合わせ、樹高3~7メートルにする。
肥料
とくに必要ない。
病害虫対策
新梢にアブラムシ、ハムシ、カミキリムシなどが発生して食害することがある。オルトラン乳剤1000倍液などで駆除し、うどんこ病にはトップジンM水和剤1000倍液を散布する。