アオギリ科 アオギリ 青桐
樹の性質・種類
中国原産で暖地性の落葉広葉高木。葉がキリに似ていて幹が緑色をしているところからアオギリの名が付けられた。
夏は大きな葉が日陰をつくり、冬には葉を落として日がよく当たるようになるので、西日の当たる窓の外などに緑陰樹として利用されている。
樹形
自然の樹形に仕立てるのが基本だが、樹勢が強く萌芽力もあるので、植えてある場所の広さに合わせて切り詰めるとよい。
植える時期
寒さに弱いので、暖かくなる4~5月が適期。
植える場所
日当たり、水はけの良い場所なら土質をあまり選ばない。植えつけるとき、根を少し乾かすぐらいのほうがよく活着するので、水を使わないことがコツ。
剪定の時期
冬の落葉期だが、寒い地方では3~4月の萌芽直前を目安に行う。
整枝・剪定方法
自然に放置すると庭木としては大きくなりすぎるので、樹高3~4メートルで芯を止め、枝先も切り詰める。浅根性で風に弱いので伸びすぎた枝は台風剪定をする。
肥料
2~3月に油粕を与える。
病害虫対策
葉によくハマキムシがつくので、オルトラン乳剤の1000倍液を散布する。樹体には、テッポウムシが入りやすいので、カルホス乳剤の1000倍液を散布する。