バラ科 ユスラウメ 桜桃
樹の性質・種類
中国原産の落葉低木で樹高は2メートルくらいになる。江戸時代に渡米し、4月に白い花を枝一面に咲かせる。
6月頃には直径1センチぐらいの赤い球形の果実がなり、生食することができる。
樹皮は暗褐色で、葉は互生し、卵型でふちには細かい鋸歯があり、裏には細かい毛が密生している。
樹形
自然樹形に仕立てるが、放置すると果実が小粒になるので、計画的に仕立てよう。
植える時期
開花前の3月が適期
植える場所
耐寒性、耐暑性が強く、乾燥にも強いが、多湿や日光不足に極端に弱いので、植える場所を選ぼう。日当たりがよく、通風のよい乾燥気味の場所が適地。
剪定の時期
落葉期の1~2月に行う。
整枝・剪定方法
徒長枝や弱った枝などを間引き剪定し、枝葉内部の通風と日当たりをよくする。2~3本の主枝を作り、横に広がらせると良いだろう。
内部が込み合うと枝が枯れ上がり、先端部分だけしか結実しなくなってしまうので注意。
肥料
肥料不足になると結実が悪くなる。2月と9月下旬に化成肥料を一株当たり2~3握りくらい与える。
病害虫対策
ハマキムシ、アブラムシが発生する。発生時にディプテレックス乳剤の1500~2000倍液を7~10日おきに散布する。