モモ

バラ科 モモ 桃

モモ

樹の性質・種類

日本にも自生種があるが、果実種としてよい品種がなかったので、輸入品種を改良して現在のような優秀な果実種が作られた。

花木としては古くから親しまれ、万葉集の頃から歌に詠まれているが、桃の節句として庶民の身近な花木となったのは、江戸時代の中期からといわれている。

現在のモモの品種は、観賞用の花モモと果実をとる実モモに分かれており、目的に合わせて育てる。

樹形

自然樹形だが、放置していては、良い花も実もつかない。庭木としては、樹高2.5~3メートルで50~60個は収穫できる。

植える時期

春先の3月が適期

植える場所

耐寒性は強く、マイナス15度にも耐える。乾燥にも強いが、耐陰性と多湿地に弱いので、日当たりと水はけのよい場所が適地。また土質は選ばないが、肥沃地を好む。

剪定の時期

1~2月の落葉期に行う。

整枝・剪定方法

樹高2.5~3メートル、枝張り1.5メートルくらいを目安に主幹形に仕立てる。樹勢が強いと葉芽が伸びて徒長枝が多発するので、主幹になる枝以外は早めに剪定しておく。

必要な側枝は、主幹のまわりに平均になるように配置し、過密になったり重なりあったりしないように注意して、樹形を整えていく。

また、側枝は伸びすぎないように切り詰めて張り出すのを抑え、花芽のついた副梢に結実させるようにするが、それでも年々伸びていくので、2~3年に一回更新し、たえず一定の樹形を保つように心がけよう。

主幹の上部に出る長大な枝は、樹形と生育するときの栄養バランスを崩すので切り捨てる。ふところ枝、徒長枝、弱小枝などは切り、30本くらいの結果枝を残すのが、剪定の目安だ。

肥料

寒肥として油粕などを根まわりに溝を掘って埋め込み、6月にリン酸、カリ肥料をスコップ半分くらい追肥する。

病害虫対策

アブラムシが発生したら、エストックスの1000倍液か、ディプテレックス乳剤の1500~2000倍液を散布する。

袋掛け

早生種以外は袋掛けが必要になる。5月上旬~下旬に行うが、ネクタリンは雨に当たると裂果するので、水を通さないワックス処理をした紙で作った袋を使う。

モモは果実と枝をつなぐ部分(花こう)が短いので、袋は枝に止めるようにする。袋の口元はしっかり閉じ、害虫が入り込めないようにする。

収穫10日前くらいに半分果実が出るように除袋し、結実具合を確かめ、日光に当てて熟成させる。