モクセイ科 モクセイ 木犀
樹の性質・種類
中国原産の常緑小高木で、キンモクセイは秋に黄色い小花が群がってつき、甘い香りを漂わせる。
一般的にはこのキンモクセイをモクセイといっているが、植物学的には、白色の花をつけるギンモクセイのほうを指している。モクセイには、このほかウスギモクセイと、ヒイラギモクセイがある。
樹形
自然な円錐形仕立てで、目的の高さを決めて芯を止め刈り込む。
植える時期
4~5月と7~9月が適期。
植える場所
日当たりと水はけがよく、肥沃な場所がよい。
剪定の時期
萌芽前の3月中旬~4月上旬と、花後の11月~12月。
整枝・剪定方法
大きく育ててから小さく刈り込むと枝枯れをおこすので、四方に平均して枝の出ている苗木を選び、基本形を作ったら、毎年2~3センチ外側を刈り込んで目的の樹形に仕立てていく。
当年枝に花芽をつけ、秋に花が咲くので、花芽の形成期~花期までは剪定を避ける。庭木としては挿し木を10年ぐらいから刈り込み、15年くらいで仕立てる。
肥料
やせ地だと葉の茂りが悪くなる。冬に堆肥か鶏糞を根の周りに溝を掘って埋め込み、夏には粒状化成肥料と油粕を同量混ぜ、2~3握り追肥する。
病害虫対策
通風が悪いと、ハダニやカイガラムシが発生する。ケルセン乳剤の1000倍液を散布する。