バラ科 ベニシタン 紅紫檀
樹の性質・種類
中国原産の常緑または半常緑の低木。濃緑色の小さい光沢のある葉をつけ、秋には小球形の赤い果実がなる。
隔年結実の習性があり、今年に開花、結実の多かった枝からは、翌年ほとんど新梢の発生は見られない。
小型仕立てができ、樹形が美しいので鉢植えに利用されることもある。
樹形
自然樹形で単幹仕立て、多幹仕立てにする。
植える時期
開花前の2~3月が適期だが、晩秋の11月頃にもできる。
植える場所
水はけがよく、しかも保水性のある肥沃地が適地だ。植える場所の土質が適していない場合は、砂質土に腐葉土を二割くらい混ぜ排水をよくしておく。
耐寒性、耐暑性、耐潮性があるので、全国どこでも植栽することができる。
剪定の時期
2月に行う。
整枝・剪定方法
自然樹形で整姿はあまり必要ないが、枝が密生するので、下枝から上枝に向かって少しずつ短く剪定し、風通しをよくする。
単幹や三本立ちに仕立てるときは、必要以上に立つ幹を制限し、先端が曲がりやすいので、支柱を立ててまっすぐに誘引する。
伸びすぎた枝や立枝は切り、横枝が平均に出るように配置する。
肥料
油粕や鶏糞を、寒肥として根元のまわりに溝を掘って少量埋め込む。