マメ科 ハギ 萩
樹の性質・種類
山野に約20種が自生しているが、一般にハギといわれる品種はヤマハギだ。
樹高2~2.5メートルの落葉低木で、夏~秋に紫紅色の花が咲き、秋の七草の一つに数えられている。
このほか庭木として利用されるものにミヤギノハギ、シロバナハギ、キハギなどがある。
樹形
毎年更新する株立ちの、自然樹形仕立てが一般的だが、曲げやすい性質を利用して、トンネル仕立てなどにもできる。
植える時期
落葉中の11月~3月がよい。
植える場所
樹勢が強く土質を選ばないので扱いやすく、日当たりと水はけのよい肥沃な地に植えれば、花つきがよくなるだろう。
剪定の時期
新梢が伸びた5月と落葉期の11月~3月までに行う。
整枝・剪定方法
3~5本の枝を出している苗株でも、1~2年肥倍するとかなりの大株になる。
あまり大株になると内部の枝枯れが多くなるし、花は新梢につくので、毎年低く切り戻し、新梢を出させて育てよう。
肥料
冬季、根元のまわりに2~3ヵ所穴を掘り、油粕や鶏糞を1~2握りずつ埋めてやる。
病害虫対策
日当たりや通風が悪いと、春~夏にアブラムシが発生する。マラソン乳剤の1000倍液を散布して駆除する。