クチナシ

アカネ科 クチナシ 梔子

クチナシ

樹の性質・種類

高温多湿を好む常緑低木で、果実が最後まで裂果しないのでこの名がついた。6~7月に芳香の強い白い花が咲く。

ヤエクチナシ、オオヤエクチナシ、コクチナシ、一重コクチナシ、ヒメクチナシ、フィリクチナシなどの品種がある。

樹形

球形、楕円形、生垣仕立てなど。

植える時期

3月下旬~6月と9~10月

植える場所

半日陰で肥沃な湿潤地が適地。土質は選ばないが、腐植質に富んでいる土を好み、粘土質や乾燥地、やせ地ではうまく育たない。

また、耐陰性だが、あまりにも日陰すぎると枝が粗生しやすくなる。

剪定の時期

6月下旬~7月に行う。

整枝・剪定方法

自然形に仕立てる場合は、ふところ枝、枯れ枝、徒長枝など間引く程度にして樹形を整える。球形などにする場合は、花後すぐに刈り込んで整姿する。

花後すぐに次の花芽ができるので、8月以後に剪定すると、翌年の開花は望めなくなるので注意が必要だ。

肥料

2月頃に堆肥を根元に埋め込み、新芽の伸びが悪い時は、速効性の化成肥料を2~3握りくらい根元に追肥してやる。

病害虫対策

オオスカシバの幼虫が発生する。5~6月に月一回、スミチオン乳剤の1000倍液を葉裏にまでかかるように散布する。