ユキノシタ科 アジサイ 紫陽花
樹の性質・種類
日本が原産の落葉低木だが、欧米で改良された西洋アジサイが逆輸入されている。
大きな手まり状の花房が梅雨の間中咲き続け、新緑の葉と共に古くから庭木として親しまれてきた。
土の成分によって花色の変化するものや、白色から青ヤピンク、淡紫色などに変化するものなどがある。最初から最後まで透明な青色が最高種といわれている。
樹形
自然樹形に仕立てる。
植える時期
3月中旬か梅雨明けの6月下旬
植える場所
枝が中空で寒さに弱いので、北風の直接当たらない場所の半日陰を選ぶ。土質は微酸性を好み、酸性土になると花色は青が強くなり、アルカリ性では紅が強くなる。
剪定の時期
花後の6月と落葉期の1~2月
整枝・剪定方法
自然に整った株状になるが、込み合った枝や弱い枝を切って整理する必要がある。また、古枝は花付きが悪くなるので更新する。
花芽は8月に新梢の先や腋芽に形成されるので、落葉中によく花芽を確かめて剪定し、一定の樹形を保つようにする。
肥料
6~7月の成長期に一株あたりスコップで鶏糞二杯、油粕半杯を根元まわりに穴を掘って埋め込む。
病害虫対策
葉が縮れてきたら、ハダニが発生している可能性がある。ジメトエート乳剤か、ケルセン乳剤の1000倍液を散布して駆除する。