マサキ

ニシキギ科 マサキ 柾木

マサキ

樹の性質・種類

日本全国に分布する常緑広葉低木で、土質をあまり選ばず公害にも強い木だ。都市で生垣用に多く利用され、斑入りもある。

葉のふちが黄色いキンマサキ、葉のふちが白いギンマサキなどがある。

樹形

主として生垣に利用されるので、下部を地表近くまで下げる壁面仕立てにする。また、円筒形、円錐形に仕立てて列植する方法などもある。

植える時期

3~4月と9~10月が適期。

植える場所

水はけがよく、肥沃な土地を好む。細根が密生し樹勢の強い木だが、新梢の発生時に移植するときは、新葉を全部とってから植え付ける。

植え穴は根鉢よりも一回り大きく掘り、堆肥や腐葉土をすき込む。

剪定の時期

3~4月、6~7月、10~11月

整枝・剪定方法

成長の早い木だけに、裾があきやすい欠点がある。苗木のうちに上向きの枝を強めに切り戻し、下枝を多くするようにする。

ただし、夏以降に強い切り戻しをすると、日焼けを起こして枯れることがあるので注意する。

肥料

油粕と化成肥料を同量混ぜて、一株に2握り程度根元に寒肥を施す。

病害虫対策

新梢に発生するうどんこ病にはダイゼン1000倍液、シャクトリムシにはスミチオン1000倍液を発生初期に散布して駆除する。

また、6~7月にツノロウムシの幼虫が発生するので、オルトラン水和剤1000倍液を10日おきに2~3回散布する。